中学準備講座(進研ゼミ、スマイルゼミ)を比較してみました
通信教育の中学準備講座の中からメジャーなもの2つ(進研ゼミ、スマイルゼミ)を比較してみました。
中学準備講座とは小学校6年生の3学期(1月)から始まるもので、基本的には私立中ではなく公立の中学校に進学する小学生を対象としたものです。
業界のウラ事情を話すと、塾の場合は2月から新年度生の受付を始めることが多いので、通信教育はそれよりも前に生徒を囲ってしまおうなんて意図もあるものです。
進研ゼミの中学準備講座
テレビCMで見かけることが多いのが進研ゼミの中学準備講座です。
こちらは紙の教材・テキストを使って勉強する「オリジナルスタイル」とタブレットを使って勉強する「チャレンジタッチ」の2つのコースがあります。
勉強する内容は小学校の復習と中学校の予習。
英語も含む5教科を勉強します。
1月号が小学校の総復習、2月号が中学で苦手になりがちな単元の復習(6年生の範囲)、3月号が中学校の範囲の予習と総まとめとなっています。
英語と数学のみハイレベルとスタンダードの2段階にレベルが分かれています。英語はハイレベル、数学はスタンダードと別々のレベルを選択することも可能です。
勉強時間は1日15分で設計されています。
ということは、小学校の総復習といっても、すべての範囲を復習するわけではありません。
中学校の勉強の基礎となる部分(算数であれば割合や速さなど)を重点的に復習するということになります。この復習の仕方で特徴的なのが、次のスマイルゼミです。
スマイルゼミの中学準備講座
スマイルゼミはタブレットを使って勉強するもので、中学準備講座でも専用のタブレットとペンを用いて勉強します。
「小学校の総復習と中学校の予習」という点は進研ゼミの中学準備講座と同じなのですが、特徴的なのは復習の仕方です。
スマイルゼミでは、復習する単元がひとりひとり異なります。
その子が苦手な部分を復習しておくというものです。
どこが苦手なのかは、確認テストでチェックを行います。この結果に基づいて、スマイルゼミが何を復習しておくべきかという勉強プランを自動的に表示してくれるというわけです。
苦手な単元に応じて勉強プランが表示されるというのはスマイルゼミの特徴で、これは中学準備講座だけでなく4月以降の中学講座でも同じようになります。
苦手な単元があるという人には向いている勉強法ですので、さらに詳しくは下記からチェックしてみてください。