何年生から塾通いしている子が多いのか

小学生や中学生は何年生ぐらいから塾通いをしている子が多いのかについて全国規模の調査がありましたので結果をまとめてみました。

 

こうしたデータは塾やその関係機関が行ったものだと実態よりも高めに出がちですが、文部科学省が全国的に行ったものですので客観的なデータになっていると思います。

 

公立中3年生の塾通い率は84.3%

文部科学省が行った「子どもの学習費調査(平成26年度)」によると、公立中に通う中学3年生で学習塾費を支出した人の割合は84.3%。年間の平均金額は38.7万円です。

 

やはり高校受験が控えているだけにほとんどの人が塾通いをしているようです。

 

ただし、この84.3%は一年間のうちに学習塾費を支出した人の割合ですので、夏期講習だけ冬期講習だけという人の割合も含まれています。

 

それにしても高いですよね。
学年別に小学生から見てみると下記のとおりとなります。

 

学習塾費を支出した人の割合と平均金額
学年割合金額(年)金額(月)
小学1年生27.0% 79,000円 6,583円
小学2年生27.4% 83,000円 6,916円
小学3年生32.0%112,000円 9,333円
小学4年生36.8%144,000円12,000円
小学5年生40.0%168,000円14,000円
小学6年生49.8%220,000円18,333円
中学1年生60.6%206,000円17,166円
中学2年生65.3%247,000円20,583円
中学3年生84.3%387,000円32,250円
  • いずれも公立校に通う子のもの。
  • 平均は支出者の平均額。

(データ出所:文部科学省「子どもの学習費調査(平成26年度)」)

 

こうしてみると塾に通っている子の割合は小学生のうちは半数以下ですが、中学生になると1年生のうちから半分以上の子が塾通いをしていることがわかります。

 

また、金額も中学3年生になったときには中学1年生のときの2倍近くかかっています。
年間で40万円近いのでかなりの出費になりますね。

 

なお、小学生の場合は私立中学を受験する子が数値を引き上げてると思います。
地域によってはほとんどの子が中学受験をするというところもあります。

 

何年生から塾通いさせるかの参考にしてみてください。